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『ラブドガン』渡辺謙作監督&宮あおいさんインタビュー



のぞみ(以下・の)『映画に対して一言お願いします。』

あおいさん『私は初めて観たとき、正直難しい映画だなと思って、映像も不思議な撮り方があったり初めて見る映像だったんですよ。それにちょっと戸惑ったりはしたんです。1回しか観てないのですが、もう1回観たら違う見方が出てきて、何回か観ないと難しくてわからないと思うんですね。やってる側がそうだから、初めて観る人は本当に難しいと思うし、何回か観ることでもっと深くわかる気がします。』

渡辺監督(以下・監督)『宮崎さんは難しいと言いましたけど、そんな難しくないと思うんですけどね(笑)。単純なんだけど複雑とか、叙情的なんだけど叙事的とか二元的なものを両方入れてみたかったんで、それが難しくなったのかもしれないですね。単純に楽しもうと思えば楽しめる映画なんで。何回か観て見えてくる楽しさもあると思いますし。好きなように楽しめるんじゃないかなと思います。』



の『(監督に)シナリオはキャストを浮かべながら書いているのでしょうか。』



監督『いや、それは全然なくてですね。僕の場合シナリオはもう誰もイメージキャストせずに書いて、ある程度シナリオが固まってからプロデューサーとキャスティングを開始するって感じですね。』

の『宮崎さんのことを天才と表現されていますが。』

監督『こんなに芝居の好きな17歳はいないんじゃないかと。芝居好きですねえ。』

の『宮崎さんから見てこの役はどうでした?』



あおいさん『『現場に入る前にそんなに役について深く「この子はどういう子だって考えないんですけど、今回は考えてみようと思って「この子はどういう性格でどういうことを考えていて・・・」ということを考えてみたらまったくわからなくなってしまって。そこで考えても現場に入ってみないとわからないし、衣装を着てメイクしてもらって相手の役者さんがいて初めてその役が出来上がっていくと思うから・・・。すごい理解して入ったかと言われたら、そうでもないかなあと。』

の『共演された永瀬さんのほかに印象的な役者さんはいましたか?』

あおいさん『『野村さんとはあぶないシーンがあるので・・・本番の時は絨毯も重いし、縛っているヒモもきついし、野村さんもこわいし。野村さんはそういうシーンがあったから不思議な感じです。』

監督『一番最初に宮崎さんに会った時に異常に明るい印象でね。なんか大丈夫かなっていうのがあったんですよね。撮影の前にCMのお仕事でメキシコに行くという話だったので、それでメキシコから浮かれ気分でそのまま突入されるとこれはえらいめにあうぞと思ったんで、役にあうようにプレッシャーを与えようと。』

あおいさん『『(スタッフが)喋ってくれるんですけど、早く話を切り上げようとして行ってしまう。前にも現場が同じ人がいたんですけど、その人もすごいよそよそしくて、嫌いになっちゃったのかなーと思いました。』

の『ストレスにはならなかったのですか?』

あおいさん『『家に帰って「今の現場つらいんだ」ってお母さんには言ってました。』

の『撮影後、その話を聞いたのは監督から?』



あおいさん『『いえ、打ち上げの時にプロデューサーから聞いて、すごい嬉しかったです。役のためにしてくれた気持ちが嬉しかったです。』

の『自分のセリフで気に入ってるものはありますか?』

あおいさん『『「私は愛してる人に殺されたい」っていうのが自分の中でも考えるきっかけになったので気に入ってます』
by yukiloveaoi | 2004-09-22 16:53 | ☆「ラブドガン」☆
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